ポコとピアノの物語

ポコとピアノの物語制作委員会

メトードローズOp.2-31

「ピアニストにしかできない新型コロナウイルス対策!!」

音楽学校は健康管理についていつも神経をとがらせている。

学校の生徒といっても、すでに世界で活躍している子もいる。

一年に2回ほどピアノ科の授業で保健体育の授業がある。

今日は学校医のドクター鈴木万子が補講を行う。

 

「皆さんは、血液検査した結果に数字が記入されているのを

みたことがある思います。血糖値だったら85などと表記されていますね。

実際の健康な人なら血糖値は80~120の間にコントロールされています。

でも、不思議に思いませんか?たくさんあるいろいろな物質が血管のなか

でいつも同じようにコントロールされているんです。他にも、酸素、

塩分、エネルギー、血球などなど。これらのものがどうして、いつも

同じ濃度に保たれているか?それはサイトカイン(注)と呼ばれる情報を

伝達するしくみがあるからです。サイトカインはけがをして出血した

ときに、穴をふさぐために血小板さん 集まって穴をふさいでください!

ってお願いするというような役割です。」

 (注)情報伝達系にはホルモンとサイトカインがある。

 

「インフルエンザとかノロウイルスとか聞いたことあると思いますが、

これらはねらってくる器官が決まっています。のどとか、胃腸とか

です。新型コロナウイスルはサイトカインをねらってきます。

感染した場合、血管に傷がつくと穴をふさぐために血小板さん 集まって 

くださいという命令を大量に出してしまいます。(サイトカインストーム)

そうすると、血の塊ができて血管を流れますが、細い血管では

詰まってしまいます。特に血流の悪い骨などでこれが起きると

全身の骨を砕かれたような激痛が起き、

肺などで起きると呼吸ができなくなり、ひどいと

死んでしまいます。若い人はあまり

サイトカインのやり取りはありませんが、お酒を飲みすぎていたり

煙草を吸いすぎていたりして、体のどこかに不具合を生じやすい

ひとはサイトカインが活発に活動します。この活動が多い人

ほど、感染したときに重症化しやすいということになります。」

 

 

メトードローズ下巻最後の「お人好しの王様」です。

シンプルですが、シンプルがゆえに曲として成立させるための

前後のつながりが難しい曲です。

 

 

 

 

 「新型コロナ対策として、サイトカインを発動させない

ということです。具体的にはお酒やたばこをなるべくひかえること。

過剰なコレステロールもよくないので、一日中セックスかオナニーを

してカロリーを消費すること。これがピアニストにしかできない

新型コロナ対策でーす。」

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