バイエル3番
私の所属する音楽学校には日本でいうところの校訓
のようなテーマがあって日常でとても意識することが多いです。
それは「フレーズの処理」です。
最初私が聞いたときはテーマにしては浅はかだなと
思いました。
私のピアノを担当するティーチェルシャルレーは
機嫌が悪いとレッスソで「フレーズの処理!」
を3回だけ言って終わるというときもありました。
レッスソの中のフレーズの処理というのは
リズムや各音の音量処理のことをいっている(多分)の
でしょうけれど、学校のテーマはちょっと違うようです。
あるミーティングで校長のドーマ卿、曰く
「常に100%、全力をだしなさい。それは自分のために50%。
他人のために50%の力を出しなさい。そのバランスが大切です。
そのバランスがとれていれば精神的、肉体的、経済的に困ることは
何もないのです。それがフレーズの処理です」
最初聞いたときは ??? と思いましたが、
よくよく考えてみると確かにそんなことが当てはまるな
と思い、さらによくよく考えてみると
もう、そうとしか思えないというかそれが
普遍の真理じゃないかとさえ思えてきました。
さて、バイエル3番です
あれこれなんでこんなに難しいの?バイエル3番?
7度のスケール?ハノン全調スケール7度版3周しました。
あぁ、右手が生徒、左手が先生バージョンだからなのね。
ドーマ卿はフレーズの処理の練習で
一番いいのは
セックスです。
自分だけ気持ちよくなってもダメ、
相手も思いやりなさい。
と言っていました。